多店舗展開のマーケティング課題を、戦略設計から伴走支援。ヒューマンアジャストが選んだ“共に動くパートナー”とは

業種:医療・ヘルスケア業界
業態:全国で接骨院・鍼灸接骨院を展開するヘルスケア事業
課題:マーケティング領域における知識の不足
- マーケティング領域において社内に専門的な知見を持つ人材が不在で、新規集客施策の方針や実行スピードに課題を抱えていた。
 
- 伴走型のマーケティング支援を行い、全社的な集客戦略の再設計と運用体制の構築をサポート。社内へのリスキリングを実施、代理店体制からインハウス化へ。
 
株式会社ヒューマンアジャストは、全国で50店舗以上の接骨院・鍼灸接骨院を運営し、地域の方々の健康サポートを行っている企業です。柔道整復師・鍼灸師による施術を中心に、日常生活の怪我や身体の不調に対して根本からサポートするサービスを提供しています。
多店舗展開が進む中で、全体のマーケティング戦略や店舗ごとの集客を統合的に推進する体制を構築すべく、マーケティング支援をご依頼いただきました。デジタル広告やSNS運用、SEOをはじめとする包括的な施策を展開し、社内でのマーケティング内製化にも取り組まれています。
今回は、導入前に抱えていた課題や、実施した施策、導入後の変化や今後の展望について、営業戦略室マネージャーの恵土様にお話を伺いました。
(以下、敬称略)
インタビュイーについて

(株式会社ヒューマンアジャスト /営業戦略室マネージャー 恵土 祐次様)
高田: まず、恵土さんのご担当役職を改めてお聞かせください。
恵土: 私は、営業戦略室に所属しており、マネージャーを務めています。経営企画寄りの視点で全体を横串で見ながら、営業・マーケティング戦略の調整などを担当しています。
このポジションは、各部門をつなぎながら戦略を推進する「橋渡し」の立場で、現場と経営の両方を見ながら意思決定を支える役割です。
ご依頼前の背景・課題について
高田:弊社にご依頼いただく前、ヒューマンアジャスト様ではどのような課題や背景があったのでしょうか?
恵土: 弊社では、人事、経理、総務といった分野には、専門家やプロが社外から伴走できる体制がありました。例えば人事制度設計には人事コンサル、会計には会計士、労務には社労士といった支援を受けられる関係性がありました。
しかし、マーケティングに対しては、そうした“伴走できるプロ”が社外・社内ともに不在という状況でした。そのため、新規集客や認知拡大を図っていこうとしても、内部のリソース・ノウハウで十分に成果を出すには壁がありました。
高田:代理店的な立場でマーケティングを回す役割というよりは、同じ目線で”伴走できるプロ”を探していたということですね。弊社のサービスと相性がピッタリでよかったです。
依頼前に比較検討した他手段についてお聞かせください
高田: 他にも検討された手段や業者はありましたか?
恵土: 実は、明確に他社に正式見積を出したり比較検討したという形はなく、どちらかというとスピード感・情報のつながりで決めた部分が大きいです。社長の根岸が速断速決で動いて声をかけ、このタイミングで進めようというムードが先立った感じです。根岸のスピードに負けたという感じですね。
紹介や関係を通じて「この人たちならできそうだ」という直感・信頼感で選ぶ流れになりました。ですので、サービス内容や実績よりも、「すぐ動いてくれそう」「伴走してくれそう」という期待感が大きな選定基準でした。
ご依頼後の感想をお聞かせください
高田:実際にご依頼されてから、感じられていることを率直にお聞きしたいです。よい点・課題と感じる点、両方あれば教えてください。
恵土:私自身のリソースが足りず後手になりがちな施策を、スピーディに形にしてくれる点が非常に助かりました。特に、マーケティングの判断をする際、根拠を示したり説明できる資料や筋道を一緒に整理してくれるところに価値を感じています。現場から上に報告する際も強力なバックアップになります。
高田:私が現場上がりなので。お力になれて光栄です。
恵土:課題と感じている点はないのですが、まだまだ施策実行途中なのでこれから成果がついてくるかが楽しみでもあり、不安でもあるという点くらいです。総じて、期待以上の動きをしてもらえている実感があります。

(左:弊社代表 高田 右:株式会社ヒューマンアジャスト 恵土様)
今後の展望について、どのような取り組みをしていきたいとお考えですか?
高田:最後に、今後ヒューマンアジャストとしてどのようなマーケティング体制や取り組みを目指したいか、お聞かせいただけますか?
恵土:はい。まず、大きな方向性としてはマーケティングの内製化を進めたいと考えています。現在、マーケティング活動は外部支援を受けて進めていますが、長期的には社内で運用できる体制を整えたい。
これは、世界全体で見てもデジタルマーケティングの流れが内製化へ向かっている潮流と一致していると思います。その中でも接骨院業界は10年遅れている様に感じていて、それなら最先端をいきたいと思っています。
高田:その他事業への展開なども考えておられますでしょうか?
恵土:将来的には、今弊社が培っているノウハウを、外部の接骨院・鍼灸業界のクライアントにも提供できる形にしたいという構想もあります。
つまり、ヒューマンアジャストがマーケティングの“提供者”としての役割も持てるような体制づくりを目指していきたいですね。
弊社では、ヒューマンアジャスト様のように、企業の中にマーケティングの土台を根づかせ、社内で成果を再現できる環境づくりを重視しています。
デジタルやAIの活用が加速する今だからこそ、人と組織の意志を中心に置いた支援を。
私たちは、企業の“マーケティングを自走化する力”を育て、長く成果を生み出す仕組みを共に築いていきます。